2010/11/02

iOSアプケーションにバンドルする画像リソースについて

iOSアプケーションに必要なアイコンや起動画面用の画像などをまとめました。詳細な情報についてはAppleの公式ドキュメント「iPhone Human Interface Guidelines: Creating Custom Icons and Images」と「Technical Q&A QA1686: App Icons on iPad and iPhone」を参照してください。

アイコンや画像一覧

iOSアプケーションに必要なアイコンや起動画面用の画像などを次の表に示します。必須なものはドキュメントによってまちまちなのですが、App Storeアイコン、アプリアイコン、起動画像は必須だと思われます。ちなみに、アイコンについては (iTunesArtworkも含めて) 同じ外見にする必要があり、そうしないと審査が通らないようです。

名称デフォルトファイル名画像サイズ備考
App StoreアイコンiTunesArtwork512×512PNG画像だが拡張子は付けない
アプリアイコンicon.png57×57
icon@2x.png114×114(@2x)
icon-72.png72×72(iPad)
設定・検索アイコンicon-Small.png29×29(iPadの設定でも使用)
icon-Small@2x.png58×58(@2x)
icon-Small-50.png50×50(iPadの検索)
起動画像Default.png320×480
Default@2x.png640×960(@2x)
Default~ipad.png768×1004 (iPad)

アイコンについては、基本的にはこのファイル名でリソースに追加すれば表示されますが、実際には、Info.plistの「Icon files」(CFBundleIconFiles)で設定したほうがよいようです。Appleの「iOS Application Programming Guide」内の「Build-Time Configuration Details」に次のような記述があります。

重要: アプリケーションアイコンに固定ファイル名を使用するのは以前のバージョンへの互換性のためです。もしiOS 3.2以降で動作するので固定ファイル名を使用している場合でも、Info.plistにキーCFBundleIconFilesを含めるようにすべきです。iOS 3.2以前ではシステムは最初に固定ファイル名でアイコンを探し、iOS 4以降では最初にキーCFBundleIconFilesでアイコンを探します。

Info.plistへの項目の追加の仕方はTechnical Q&A QA1686: App Icons on iPad and iPhoneを参照してください。

なお、起動画面の「Default」の部分はInfo.plistの「Launch image」(キーUILaunchImageFile)で変更可能です。 また、iPad用の起動画像では向きを指定できます。基本的には以前の記事「カスタムURLスキームでのアプリケーション切替時の画像の設定」と同じような形式でファイル名を用意しておけばよいです。

  <ベース名><デバイス向き><画像倍率><デバイス種類>.png

これらはそれぞれ次のような意味を持っています。

  • <ベース名>
    Info.plistで「Launch Image」が指定されているならそこで指定された文字列で、指定がない場合のデフォルトは「Default」
  • <デバイス向き>
    横向きを指定したい場合には「-Portrait」を指定する。「-LandscapeLeft」などのようにより具体的に指定することも可能。
  • <画像倍率>
    「@2x」指定で解像度2倍のRetinaディスプレイ向け
  • <デバイス種類>
    「~ipad」か「~iphone」を指定。指定なしなら両方向け

まとめ

iOSアプケーションに必要なアイコンや起動画面用の画像について紹介しました。

関連項目

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